カフェインカット率99%以上の
カフェインレス
妊娠中・授乳中の女性をはじめ、どなたにも安心してお飲みいただける”有機栽培豆を使用したカフェインレスコーヒーです。
森林農法・有機栽培フェアトレード豆を100%使用しました。
コーヒーの味わいと豊かな香りを残したマイルドな口当たりです。
ご自分のスタイルに合わせて、普通のコーヒーと同じように淹れて楽しんでいただけます。
ハッピーナチュラルがおすすめするオリジナルのカフェインレス珈琲です。
※ポストハーベスト農薬も使用しておりません。
カフェインレスコーヒーの
利用方法
カフェインには、覚醒作用や、利尿作用など体に作用する効能が知られていますが、摂り過ぎや、カフェインに過敏な体質の方は、頭痛、不整脈・胃痛、しびれ・不眠などの症状がでると言われています。
人体へのよい作用が認められているカフェインも、体質や健康状態にあわせて配慮が必要です。
妊婦・授乳中の方
妊娠中・授乳中のお母さんがカフェインを摂取すると、胎盤や母乳を通じて赤ちゃんにカフェインが与えられてしまいます。
まだ内臓がしっかりできていない赤ちゃんは十分な排出ができず、大人がカフェインを大量に摂取した時とおなじような影響がでることが予想されます。
よって、通常はコーヒーの量にして1日一杯(カフェインの量にするとおよそ100mg)が安全範囲といわれていますが、妊娠前半はそれも控えた方が無難とも言えるでしょう。
コーヒーが好きでなかなか習慣が変えられない場合には、カフェインレスコーヒーを取り入れて摂取量を調整することもおすすめです。
眠れない方
カフェインには、脳や脊髄などの中枢神経系を興奮させる作用があります。
疲労感を感じさせる物質アデノシンのかわりに、脳内でカフェインがアデノシン受容体と結合することで、ドーパミンなどの興奮性神経伝達物質が自由に動けるようになり、眠気を感じにくくさせるのです。
自分自身の眠りの質と相談しながらカフェインを摂取する量に気をつけましょう。
カフェイン過敏症の方
お茶やコーヒーなどでカフェインを摂取した際、一度にたくさん摂取したわけでないのに、頭痛・胃痛・不眠などの不調を感じる場合、カフェインに敏感な体質であると言うことができるでしょう。
カフェインへの感受性は人それぞれなので、飲んだ時の身体の状態を普段から意識して把握しておくことが大切です。
カフェインの除去方法
メキシコの天然水をつかった「マウンテン・ウォーター製法」によりカフェインを除去しています。
この製法は、カフェイン以外の旨み成分が残り飽和状態になっている水にコーヒー生豆を浸し、カフェインだけが溶け出す環境を作ることによってカフェインを抽出します。
化学薬品を使わずに、カフェインを除去する安全性の高い製法です。
コーヒー生豆を水に入れます。 ※コーヒーの旨み成分:水に溶けだしやすいアミノ酸、少糖類、クロロゲン酸類など |
コーヒー生豆の成分が溶けだしたところでコーヒー生豆を取り出します。 |
残った液体はをろ過してカフェインを取り除くと、液体にはコーヒーの 旨み成分が残ります。 |
新しいコーヒー生豆をカフェイン以外の旨み成分が飽和状態(※)になっている水に浸します。 ※飽和状態 含み持つことのできる最大限定に達して、それ以上溶かしたり含んだりできる余地がないこと。 |
カフェイン成分のみが水の中に溶け出します。 |
コーヒー豆を取り出し乾燥させるとコーヒーの旨み成分を残したカフェインレスコーヒー生豆のできあがり! |
カフェインレスコーヒーの楽しみ方
ふだんはカフェインが気にならない方でも、
「夜にコーヒーを飲むと眠りにくくなるから、カフェインレスコーヒーがあってうれしい。」
というお声を頂きました。
「時間帯を気にせずいつでもコーヒーが飲みたい。」
そんなコーヒー好きの方にも、カフェインレスコーヒーはご好評をいただいています。
ゆったりとした夜の時間にも、温かなコーヒー。
帰宅後にお手軽なインスタントをミルクに溶かして、就寝前にホットカフェオレで温まったり、今までにないコーヒーの楽しみ方が広がります。
有機栽培の大切さ
世界で最も農薬が多量に使われている作物が綿花で、2番目に多いのがコーヒーと言われています。おそらく、この2つの作物が無農薬で生産されたら、世界の農薬使用量は3分の2に減少するはずです。それほどにこの2つには、多量の農薬が使用されています。
農薬や化学肥料は、商品への残留問題だけでなく、生産者の健康を害し、通期の環境をも汚染し、未来世代に引き継がれるべき生態系を破壊してしまいます。 私たちは、その事実を深く受け止め、農薬や化学肥料を使わない有機栽培を世界に広めたいと願い活動してきました。
生産者が有機栽培に安心して取り組めるように、安定した価格で買い取ることの他にも、有機フェアトレードコーヒー国際会議を開いたり、小規模の生産者が有機JAS認定を受けることが可能になるように、メキシコの認定機関の支援を行ったりしてきました。
生産地での栽培の技術
このコーヒー生産者は、農薬の問題を早くから理解し、有機栽培に取り組んできた方々です。
有機栽培で美味しいコーヒーを栽培するために、それぞれの生産地で工夫を凝らしています。
エクアドルのインタグコーヒー生産者協会では、コーヒー豆の精製で残ったコーヒーの果肉や殻をミミズコンポストで堆肥化して肥料として活用しています。 ブラジルのジャカランダ農場では、化学肥料を使わず、土壌を豊かにするため、堆肥を施す他にも、コーヒーの樹の間にマメ科の植物を植えて緑肥にする取り組みを行っています。
コーヒーの果肉の別の使い方として、メキシコのトセパン協同組合では、この果実からアルコールを作り、コーヒーの害虫であるブロッカという虫を捕獲するトラップを作っています。
こうした有機栽培の取り組みは、多くの手間がかかりますが、農薬による健康被害の心配がなく、さらには農園の中で養蜂に取り組むことも可能になるなど、生産者の暮らしを豊かにしています。
森林農法とは
極上のカフェインレスコーヒーは森林農法(アグロフォレストリ)で栽培された「森を守り、森を作るコーヒー」です。 近代農法やプランテーション農法のように森を伐採した後に作物を植えるのが一般的なコーヒー栽培。大量の農薬と化学肥料が前提です。
森林農法は、森を残したままその中にコーヒーをはじめ、様々な果樹や作物を植えていく栽培方法です。中南米にコーヒーが持ち込まれる前から、先住民の伝統文化の一つとして営まれていました。
青々と茂った「コーヒー園」には、高木から低木、そして草本にいたるまで、いろいろな樹が存在します。森の中でコーヒーが分散していて作業にも手間がかかりますが、バナナの樹の落ち葉などが積もることで土壌は豊かになります。
多様な樹や草花などの植物が生きていること、森をすみかにする動物や鳥類が活き活きと暮らしている様子は「生物多様性が豊か」であると言われます。
「アグロフォレストリーの森には百種類を超える鳥類が見られ、コーヒーだけの単一栽培においては、数種類の鳥類しか見られない」という報告もあります。
生物多様性は、害虫には天敵がいること、病原菌には拮抗する菌が存在すること、栄養分を作物が吸収するのを助ける微生物も存在することにつながっています。
結果として、害虫や病気の菌だけという環境になりにくく、樹自体も健康なため農薬や化学肥料を使用せずにコーヒーの有機栽培をすることができるのです。
多様な生物、植物が混在する森の豊かな土壌は、土壌浸食の影響を受けることもなく、水の保持に役立ち、雨水を保持することで「水の自然工房」やため池を維持し、洪水の影響を緩和してくれます。
森林農法による豊かな森は人々の暮らしを支えます。 コーヒー市場や収穫が不安定な時も、森から食料、薬、木材、飼料、燃料、繊維、木製品など様々な恵みを自家消費や市場用として提供してくれるのです。
森を守り、森をつくる森林農法は、いま危機的な状況にある地球の温暖化を防止するために「途上国」の生産者と「先進国」の消費者とが協力しあえる大変重要な取り組みでもあります。
一杯のコーヒーで森とつながる
森を守り、森を作る森林農法のオーガニックコーヒー
商品詳細
有機コーヒー豆(メキシコ・グアテマラ産)
80g
トセパン協同組合