2022-09-26健康情報・ヘルシーライフ

注目度の高い植物油「こめ油」は健康にどんな影響がある？魅力的な効能とは？

私たちの生活に欠かせないお米を使ったお米の米ぬかを利用した「こめ油」は、最近注目されている植物油の1つです。健康にも効果が高い上に、さまざまな料理に使うことができますし、素材の旨味を引き立てる効果があるため、日常的に使いやすいと話題になっています。

そこで今回は、「こめ油」の特徴や効能について詳しく見ていきましょう。

こめ油とは？

こめ油とは、米ぬかを原料として作られた油のことです。米ぬかは精米してすぐに酸化し始めるので、鮮度が落ちないうちに油分を抜き取っています。この油分から固形物や酸化した部分を取り除き、ろ過したものがこめ油として販売されています。

こめ油の効果・効能

こめ油には、健康だけではなく美容にも効果が高いと言われています。ではここからは、こめ油の効果について詳しく見ていきましょう。

抗酸化作用が高くてアンチエイジング効果がある

こめ油には、豊富なビタミンEが含まれています。ビタミンEは抗酸化作用が高いので、身体の中を酸化から守る効果があります。酸化を防ぐことができれば、細胞を健康に保つことができるので、体内を健康な状態にすることが可能です。その上、こめ油に含まれているビタミンEの一種であるトコトリエノールは、別名スーパービタミンEと呼ばれており、抗酸化作用は圧倒的だと考えられています。

酸化を防ぐことによって、肌の老化現象も防ぐことができるため、アンチエイジングをしたい方にも必要な栄養素でしょう。現代の日本人が摂取しているビタミンEの30％は植物油からとなっているため、良質なこめ油からとることをおすすめします。

血中のコレステロール値を下げる

普段からバランスの悪い生活習慣を行っていたり、悪質な油を摂取していると、血中コレステロール値が上がってしまいます。コレステロールは血管を硬化させるので、脳卒中や心筋梗塞などの病気を引き起こすリスクがあります。

しかし、こめ油には豊富なリノール酸が含まれており、リノール酸は血中のコレステロール値を下げることが可能です。さまざまな生活習慣病を防ぎたいと考えている方は、普段から積極的にこめ油を使った方がよいでしょう。

ホルモンを調整して更年期障害を改善

こめ油には、γ‐オリザノールという栄養素が含まれています。これはこめ油特有の栄養素と言われており、ホルモンバランスを調整する効果があると考えられています。そのため、普段から積極的にこめ油を摂っておくことによって、ホルモンバランスの乱れによって引き起こされる更年期障害や胃腸神経症などの病気を防ぐことができるのです。

ホルモンバランスの乱れによる不調は薬によって治すことが難しい上に、普段通りの生活を送ることができないため、悩みを抱えている方も多くいます。そのような方は、普段から利用する油をこめ油に変えてみるといいでしょう。

食材の旨味を引き立てる

こめ油がよく調理に利用されるのは、健康によい効果がたくさんあるからだけではありません。こめ油には独特な臭いがないため、どのような調理方法でも素材の味を引き立てる効果があります。使うことによって味もまろやかになるので、気軽に利用することができるでしょう。