意外とデリケートなお米!保管方法と虫が発生してしまった時の対処法
「お米を購入して、封を開けておいたら知らぬ間に虫が発生していた!」
なんて経験はありませんか?
一般家庭での保管は、生産者の方と同じような条件(お米専用冷蔵庫)で保管できることが少ないと思います。
今回は、一般家庭でもできるお米の保管方法や、虫が発生してしまった時の対処法などをご紹介していきます。
お米の基本の保管方法
お米は、低温で保管することにより、米の品質劣化(酸化)を抑えることができます。
高温多湿になる場所を避け、冷暗所で保管することが望ましいです。
生産者さんは、低温倉庫などで保管されていますが、その温度は12~14℃以下で、湿度も55%から75%が一般的とされています。
一般家庭においては、生産者さんと全く同じ条件で保管するということは難しいと思いますが、なるべくその環境に近づけるようにしましょう。
具体的には、寒い地域にお住まいの方ならできるだけ涼しい場所に。年間を通してなら、床下収納庫や、冷蔵庫がオススメです。
また、お米は臭いがつきやすいため、お米の近くに洗剤や油などの臭いがキツいものから離して保管しましょう。その際、酸素を遮断し密閉できる袋などに入れておくなどしておくと、臭いが移るのを避けることができます。
お米の酸化・カビの発生について
お米は、白米の状態が酸化しやすいと言われています。
実は、精米した直後からどんどん酸化が進んでいくのです。
白米は、空気に触れるとお米の持つ酵素がはたらき、脂質を分解してしまうので、酸化するという仕組みです。
酸化を防ぐためには、なるべく玄米のまま保管し、精米する場合は少量ずつ精米するというやり方が良いでしょう。
お米の酸化と同時に気をつけなければいけないのは、カビの発生です。
元々持つ本来のお米の含水率は、玄米と白米によっても異なりますが、約14.5%〜16.0%程度です。高含水率になると、カビの発生が起きやすくなります。
梅雨時期から夏場にかけては、高温多湿の環境になりやすいため、この時期の常温保存はなるべく避けましょう。
冷蔵庫での保管方法
冷蔵庫内は湿度が低く、開封済みの精米したお米をそのまま保管するとお米が割れてしまう恐れがあります。
そのため、しっかりと密封できる容器(蓋付きのプラスティック製コンテナ・パックなど)で保管しましょう。
保管期間ですが、暑い季節なら一般的に3週間程、寒い時期は2ヶ月程は味もあまり劣化しないと言われていますが、あくまでもこれは目安となり、ご家庭の保管状況によっても異なりますので、ご留意ください。
虫が発生してしまった場合の対処法
お米に発生する虫は様々な種類がありますが、主な虫は、「コクゾウムシ」「ココクゾウムシ」「ナガシンクイムシ」「ノシメマダラメイガ」「コナナガシンクイムシ」「コメノゴミムシダマシ」などです。
いずれの虫も温度が15℃以下だと発育や増殖ができないため、発育や増殖をさせないためにも低温保管が基本となります。
また、お米の中に鷹の爪や備長炭などを一緒に入れておくのも虫の発生を抑える効果があると言われています。
万が一、お米についた虫が発生してしまい、食べてしまったとしても毒などはありませんので健康上は問題ありません。
虫がついているようなお米や、死んだ虫などは、お米を水で洗うときに浮いてきますので、注意しながら取り除けば大丈夫です。
虫がいなくなった後のお米は、炊飯する前に、しっかりと念入りに洗いましょう。
まとめ
いかがでしたか。
お米の美味しさを保つことと、品質を劣化させないため、虫やカビを発生させないようにするためにも低温保管は必須ですね。
その際、密封できる容器に入れておくことも大切でしたね。お米を劣化や害虫から守りましょう。
気をつけて保管をしていても、お米に虫が発生することはもちろんありますし、仕方がないことでもあります。その場合は、虫が発生してしまった場合の対処を試してみてくださいね。
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