玄米菌の秘密
人類が誕生した時から食べられていて、現代でも健康食として活躍しているのが玄米。その玄米を発酵させてつくられる玄米菌をご存知ですか?
健康食として食べるだけではなく、お肌のお手入れや掃除洗濯など日常生活でも広く使える玄米菌についてご紹介していきます。
玄米菌とは?
玄米菌とは、玄米・水・塩・黒糖を発酵させたものからできるもので、玄米菌が多く含まれているものを“万能酵母液”と呼びます。
この玄米菌は現代の最新の研究機材を使ってもまだ謎の部分がある菌ですが、既に判明している効果としては、
・体内に元々存在する常在菌のバランスを一番いい状態に整える
・体内のDNAを修復する
といったものが報告されています。
つまり、身体の状態を最良にしてくれ健康へと導いてくれるのです。
今の日常生活の中では、どうも心身ともにすぐれないという時や、サプリなどには頼らず自然のものを摂取して身体を元気にしたいという方におすすめです。
ちなみにこの酵母菌が含まれている万能酵母液は、堂園仁氏により全国に広められており、なんとその作り方まで教えてくれています。
効果の期待できる健康食品は高額であったり、買い続けなければならないという負担があり中々続けられないという方も、自分で作れるのであれば安心・安全なものを気軽に続けられます。
万能酵母液の作り方
材料
・無農薬の玄米 29g(無農薬栽培で古米だと尚良く、みがき玄米・無洗米は×。)
・水 285ml(浄水器を通したもの、硬水より軟水でミネラルウォーターを使うなら霧島天然水がおすすめです)
・塩 10g(食塩ではなく自然の海塩)
・黒糖 92g(サラサラで水に溶けやすいもの)
・500mlのペットボトル1本(霧島天然水1本をそのまま使っても大丈夫です)
・2リットルの空きペットボトル 5本
・あれば ろうと
・はかり
作り方の手順
①500mlの方に水を入れ、ろうとを使い塩と黒糖を入れます。そして塩と黒糖がしっかり溶けるまでシェイクして混ぜます。水が満タンに入っていると材料が入らなかったり発酵ができなくなるので、霧島天然水などをそのまま使う方は水の量をペットボトルの3分の2くらいに調節してください。
②そこに玄米を入れてまた軽く振って混ぜます。ここまでの段階でペットボトルの上側3分の1は空間があることが望ましいです。
③ここから発酵させます。
発酵するには35度から45度が望ましいです。
また温度によって発酵時間も変わります。40度の場合は18時間、30度だと24時間はかかります。室内に置いておくことでも発酵はしますが、夏は24時間、冬は48時間、秋と春は30時間ですがこれは冷暖房とつけていない場合の目安です。
室内での発酵が難しい場合はお風呂のお湯に浮かべて発酵させることもできます。お風呂のお湯なら温度の調節もしやすいのでおすすめです。
外出などで発酵を止めたい場合は、冷蔵庫に置いておくことで発酵を遅らせることができます。
④発酵の確認の仕方
上記の放置時間はあくまで目安です。その時の細かな条件によって発酵のスピードは変わるので、発酵の様子をチェックしておく必要があります。
きちんと発酵が終わるまで蓋を開けることはできないので、見た目で判断しなければなりません。
・ペットボトルが膨張している
・中身の液体の表面に小さな泡がある
・テーブルなどにペットボトルをトンと置いてみると、液体の表面に小さな気泡が浮き上がってくる
これがベストな発酵のタイミングです。
この状態でペットボトルの蓋を開けてみると「プッ」とか「パッ」という小さな音がします。
もしも
・液体の表面に泡がたくさん見える
・液体の表面がとろっとしている
・蓋を開けた時に勢いのいい「プシュッ」という音(炭酸水を開けた時のような)音がする
というような状態なら発酵が進みすぎているサインです。
発酵できていない状態に比べたら失敗というわけではないのですが、飲みにくさがあるかもしれません。そういう場合はお掃除の時の洗剤代わりにも使えます。
⑤液体と玄米を分ける
2リットルのペットボトルの口にろうとを刺し、その上に茶こしや小さなザルを置いて流しいれ、玄米と液体を分けます。
この時分けられた玄米は、もろもろになるまで繰り返し使用できますので捨てないでくださいね!大体8回から10回分くらいは使えます。
次に使う時まで保存するためには、水洗いして冷凍保存しておくのがおすすめです。
⑥原液を希釈する
⑤で分けられた原液をさらに2リットルペットボトル3本に均等に分けていきます。
そしてそれぞれに水を1660ml入れ、蓋をして24時間常温の室内に置いておきます。
⑦2回目の希釈
空のペットボトルに 水200mlと発酵を止めるための塩を43gいれます。
そして塩が溶けるまでしっかり振ります。
この塩水を⑥で作った3つのペットボトルに均等に分けていきます。そして軽く上下に動かして混ぜ、残りの2本の2リットルペットボトルにも分けていき合計5本の分量を均等にしていきます。
そしてそれぞれのペットボトルがいっぱいになるまで水を足して完成です。
これを1日300~800ml摂取しましょう。
好転反応が気になる方は少しずつからチャレンジしてみてくださいね。
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